安全と業者さんの働きやすさを第一に、現場での施工管理を頑張りたい!
蛯名 勁貴
東京工事部 施工管理
2013年入社
Q.担当する業務内容を教えてください。
空調機器や給排水等における配管の施工管理になります。協力会社である建築や電気関係の業者さんが問題なく施工できるように管理する仕事です。心がけているのは、やはり「安全第一」であるということ。自分が施工管理をしていますから、業者さんへの指示が誤っていたり、中途半端だと事故に結び付いてしまう。ですから安全第一の的確な指示ができるよう意識しています。
事故もそうですが、指示がうまくできないと工事が滞り、効率や士気の低下に繋がる。基本、業者である職人さんたちは、前日までに状況や当日の工程などを説明しておけば、気持ちよく作業に臨んでくれます。ただ、当日になって急に難しいお願いをすると、当然ながら、不満が出てしまうんです。現場の空気も悪くなりますし、コストにも関わる問題。そのへんの進行の管理は、特に気を遣っています。
Q.業務内で特に心がけている点は?
入社1年目の、ある現場でのことです。私が業者の皆さんへの連絡を徹底できなかったことで、職人さんが丸1日、作業できずに時間が空いてしまいました。大きな時間とお金のロスが発生してしまったんです。幸い、長期の工事現場だったため、最小限のロスで済みましたが、多くの皆さんに迷惑をかけてしまったのは事実。猛省し、これからは絶対に同じミスをしないと心に誓いました。
逆に嬉しいのは、現場が完成した時です。施工管理した現場で、設備などが最初に起動する瞬間は、やはり感慨深いものがあります。やりがいは、材料や機械の搬入で、これは今まで自分の上司が行なっていました。新しい現場にて、受水槽や消化器ボックスなどのサイズを測り、配管の位置決めなどを、自分に任せていただいたんです。無事にサイズの範囲で収まった時は感動しましたね。
Q.上司や先輩からのアドバイスで印象深かった言葉は?
「現場には自分たち以外の多くの業者さんがいる。自分たちのことよりも、まず、協力会社である業者さんのことを考えて行動しなさい」の言葉が最も心に残っていますね。関係性だけを見れば、業者さんは当社にとって下請けです。でも、そうじゃない。大切なビジネスパートナーであり、業者さんがいなかったら暁飯島工業は成り立たないんだよ、という大事な意味が、その言葉に集約されていました。その業者さんが、いかにやりやすく仕事をできるかというのは施工管理の大きな肝になりますから。
それと上司の方から教わったことで印象深いことをもう一つ。私は最初の頃、現場でも馬鹿なミスばかりして「正直、辛い仕事」と感じていました。そこである日、当時の上司に訊いたんです。「なぜ、現場で、そんなに楽しそうに働けるんですか?」。すると「現場が完成した時のことを想像して仕事に臨めば、やる気も出るし、楽しくもなる」との答え。これは衝撃を受けました。それからは自分も、常に完成時のイメージを持って、現場での施工管理に取り組んでいます。
Q.暁飯島工業へ入社した経緯を教えてください。
大学時代、建築学科に所属しており、その方面での施工管理を目指してはいました。ただ、設備関係の施工管理にも興味が出まして。遅めの就職活動に没頭し始めたその頃、私が通う大学へ、暁飯島工業の担当者が説明会へ来てくれたんです。何ていうか、凄く最適なタイミングで顔合わせをさせてもらった気がします。本当は、いろいろ多くの企業にアプローチしようと考えていましたが、その説明会で当社や業務の魅力を教えてもらったため、他企業は受けずに、当社への入社を希望しました。空調などの設備の仕事は、個人的にも興味深く、また、人の命に関わる重要なこと。やりがいを持って、仕事をさせていただいています。
入社前と現在とを比較すると、施工管理により人を動かす仕事を経験し、その部分は成長できたかな、と感じますね。当社の良さに関しては、ある現場で職人さんが言ってくれました。「暁飯島工業さんは、外部の職人のために動いてくれる会社。親身になって接してくれる分、自分たちも頑張ろうって気持ちになれる」。そういう仕事をしてきたのは、尊敬できる先輩方。私も先輩方を見習い、業者さんたちと一緒に現場で頑張りたいと思っています。